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牛乳乳製品はメタボに役立つ

2010年9月24日 金曜日

全酪新報9月10日号の3面に(社)日本酪農乳業協会が牛乳乳製品の摂取状況と内臓脂肪症候群の関係について「食生活、生活習慣と健康に関する調査研究会」とともに実施した横断調査の結果を発表との記事が掲載されていた。乳業メーカーに勤務する20代から60代の男女のうち、「牛乳を多く飲む女性グループ」では「飲まないグループ」と比べてメタボリックシンドローム該当者が4割、男性グループでは2割程度少ないという調査結果が出たそうである。女子栄養学の上西一弘教授は「牛乳・乳製品中のカルシウムとビタミンDが脂肪細胞での脂肪分解を亢進することから、筋・肝臓での脂肪酸化やエネルギー代謝が活発になる」と仮説を述べている。

今年の2010年度の生乳及び牛乳乳製品の需給見通しは30万トン前後の供給過剰と予想されていた。酪農家の方々と懇談する時に必ず話が出てくるのが消費拡大の話である。中央酪農会議が5年間実施した「牛乳に相談にだ」キャンペーンについて認知度は高かったが消費拡大に至らなかったと総括した。我々が子供のころは骨を強くするために飲みなさい、牛乳を飲まないと大きくならないよと言われ飲んでいた。しかし少子化の影響(学校給食での消費量の減少)や牛乳に関して誤った認識(牛乳は太る、体に悪いなど)が広まり消費が伸びなくなってきている。消費拡大にとって一番大切なのは牛乳を飲むことによってどのような効果があるのかを消費者に理解してもらうことが大切だ。そのための調査・研究費を増額することが大切であり新たに発足した政務3役にはぜひ牛乳の消費拡大政策に取り組んでほしい。ダイエットに効くことが証明されれば女性の消費は自然と増えていく。

牛乳は戦後長い間、日本人の不足しているカルシウムを補ってきた。今度は飽食の時代になり社会的な問題になっている(私もそうなんですが)メタボリックシンドローム対策に効く国民の健康を守る飲料と再認識され消費拡大が進むことを願う。