2010年10月1日 のアーカイブ

医師不足

2010年10月1日 金曜日

 厚生労働省が病院等における必要医師数実態調査の概況を発表した。要は国内でどれくらいの医師が不足しているのか、どの診療科目のお医者さんが足りないのか、地域的な偏りはないのか調査した数字だ。報道で18000人の不足というところと24000人の不足と違う数字が新聞やテレビによって報道されている。私も不思議に思い厚生労働省の概況を見た。現在、各医療機関が必要としている必要求人医師数が18000人であり、調査時点において求人していないが各医療機関が必要と考えている非求人も含めた数が24000人である。従って潜在的には24000人不足しているということになる。

 私も実は医師を目指していたことがある。私の出身高校は函館ラ・サール高校という北海道の私立高校である。残念ながら芸能人のラ・サール石井さんは鹿児島ラ・サールであり我が母校出身ではない。開校50周年記念式典が今年の10月に行われる予定だが卒業生に芸能人などの有名人は少ないが医学会で活躍している先輩は多数いる。入学時に半分以上は医師を目指しているのではないだろうか。私は途中であきらめたが同級生の中には医師として活躍している者が多い。その内の一人でアメリカで活躍している伊藤彰伸君(訓子府町出身)から高校時代に柳田邦夫の「癌回廊の朝」を勧められて医師関係の本を読んだりし医師を目指していた。同級生の中には開業する者もそろそろ出てくるのではないかと思う。

さて、概況を分析すると医師不足の理由は様々である。転職や開業で退職した者の補充のため募集しているがなかなか応募がないケース。新しい臨床研修制度により自由に病院を選ぶことが出来るようになったため大学病院に残る医師が減り大学病院が医師を引き揚げざるを得なくなったことなどが上げられる。毎年3000人前後、医師数は増加しているが医師数の増加だけでは解消できない。地域の偏りと不足している専門医をどう増やすかが重要だ。

子供の教育のために国家はへき地であろうとも出来るだけ学校を作り教員を派遣してきた。へき地手当を出すことによりへき地勤務期間の不便さを補っている。医療も同じく国家が国民を守らなければならない。私は医師派遣制度を早急に制度を作るべきと考える。政府がワーキングチームを立ち上げて工程表を作成し導入に向けて動くべきである。私は開業をする際には一定程度へき地勤務を経験していることが条件とすべきとするのが良いと思う。大都市に偏重しているのを防ぐ効果も期待できるからである。離島に1年勤務したら5点、5000人以下の街にに1年勤務したら3点などとし一定の点数取得で開業資格を得るというシステムが良いと考えている。

医師派遣制度の確立を訴えていきたい。