2010年12月3日 のアーカイブ

大統領の権威

2010年12月3日 金曜日

昨日は定例の佐藤優氏の勉強会を開催した。

昨日はローマ教皇の権威についての話が興味深かった。

佐藤さんから私に対して「石川さん、日本の国家元首は誰ですかと問われた。」私は「最初に頭に浮かぶのは内閣総理大臣でしょうがそれとも天皇陛下を国家元首と規定するのか難しいですね。」と答えた。佐藤さんは日本では天皇陛下が国家の象徴として君臨しているのでもし首相公選制を行った場合に内閣総理大臣が権力と権威を持ってしまうことになるので日本で首相公選制を行うのは馴染まないのではと指摘した。また中曽根元総理大臣が右翼から不安を持たれているのがこの首相公選制を唱えていたからだとも指摘した。

参加いただいた前田武志先生から海外駐在時代にアメリカ政府関係者の大統領に対する敬意について非常に高いものがあると感じたと発言があった。やはり直接民主制によって選出される大統領には権威が伴っているということだろう。

ローマ教皇は非常に高い権威を持っている。佐藤さんによるとイギリスではある時期までカトリック信者は政府の機関に勤めることが出来なかったそうだ。それは国益とローマ教皇への忠誠心をはかりにかけた時に教皇への忠誠心が勝るからという判断があったからということだ。

首相公選制を求める声は今は下火であるが首相がコロコロ替わる今日、政党政治に対する不信感が募るとまた求める声が大きくなる