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阪神淡路大震災を経験して

2011年4月15日 金曜日

昨日、元自衛隊第5師団長で現在は第一生命顧問の山下輝男氏をお招きして防災勉強会を開催した。

山下さんは平成7年の阪神大震災時は方面総監部防衛部長、平成15年の十勝沖地震時には師団長でありその際の対応などについてもお話頂きたくお願いした。

タイトルは「大震災と危機管理 阪神淡路大震災を経験して」である。

阪神淡路大震災時には都道府県知事からの要請では動けないことや災害時でも自主判断が制限されている事に批判が出た。

しかし今回は村井宮城県知事からは地震発生後8分で要請が出たことによりスムーズに救援活動が運んでいる。前回のような自衛隊出動に関して法体系の不備は指摘されていない。山下さんが当時感じた不備の点をしっかりその後、検討し改善していったことが生かされたと感じた。

また被災後の復興にあたってがれき処理にも質問が出た。がれき処理には自衛隊の施設化部隊を集中したそうであるがコンクリートカッターなど人命救助用器材の不足、私権の侵害など諸問題があり難航したとのことであった。

今回も相当のがれきが出ている。山下さんから学んだことは淡路島では民間業者との共同作業により効率的に行うことが出来たとの事例紹介があった。がれき処理では自衛隊の力は民間に比べて器材が足りないのでお互いが協力し合う事が大切である。今回の復興にも生かしていきたいので政務3役に提案する所存である。

阪神大震災時の自衛隊の区割りについては自治体ごとに部隊を配置しないと首長さんがどこに相談をしていいかわからなくなるのでわかりやすく配置したそうである。また普段から自治体と自衛隊との緊密な連携をしておくことが有事の際に生きてくるとの提言があった。

最後は非常時の際の組織論のお話を頂いた。その中で第二次世界大戦時のリーダー像に言及し国民を鼓舞するリーダーが必要とチャーチルの例を引き合いに出された。

私も同感である。菅総理にその資質があるかどうかは疑問だ。