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大連立論とねじれ

2011年6月6日 月曜日

民主党と自民党の中で大連立論が浮上している。

そもそも大連立の定義とは何か。議会の第一党と第二党による連立である。政権を安定させることが主な目的である。

平時であれば大政翼賛的なことになるのではないのかという不信感が国民の側から生まれて当然であるので2007年の参院逆転時には小沢元代表が福田総理に申し込んだ時は党内及び世論から猛反発が巻き起こった。私も理解できなかった一人である。政権交代を前にして何故と思った。

しかし今の状況は大連立に傾いている。特例公債法案が通らなければ復興支援も出来なくなるからだ。

しかしここで考えなければいけないのはねじれの解消についてである。実は1989年からずっと日本はねじれ状態にある。これを自民党及び民主党が連立で乗り切ってきただけの話だ。

最初は消費税選挙で敗北した自民党は法案を通すために自民・公明・民社のパーシャル連合でしのいだ。これは連立政権ではない。しかし部分的に自民党と共同歩調を取ることに合意したのだ。この後、細川政権が誕生。7党8会派の連立政権を組んだがあえなく崩壊した。そして自民・社会・さきがけのいわゆる自社さ政権が誕生した。社会党が自衛隊を合憲といった瞬間に時代が転換期を迎えたのである。

社会党が社民党と党名を変えて連立を離脱した後、自民党は1998年の参院選でまたしても参院でねじれに苦しむことになる。そこで自民党と自由党の連立が成立しその後、公明党が加わることになり以後、自公政権が続くことになったのである。

民主党は本来であれば公明党と連立を模索するのが一番であろう。政策の修正が少なくて済むのと公明党は参議院で安定した数を確保できるからである。

しかし民公連立は互いに高いハードルである。

私はこのねじれが日本政治を停滞させていると考えている。

これを解消するには政党に縛られない参議院にすることである。

そのためには選挙制度を全国比例代表一本にすべきと考えている。

解散を繰り返しても参院は3年ごとの選挙であり、議席を取り返すためには一回負けてしまうと6年間取り戻せないことになる。

参院の選挙制度改革を真剣に議論すべき時である。