「悪党」と聞いてどんなイメージを皆さんはお持ちになるだろうか。
広辞苑をひくと次のように書かれてある。
あく・とう【悪党】①悪者の集団。転じてわるもの。②(中世語)荘園内の反領主的住民の集団。鎌倉後期から南北朝にかけて、秩序を乱すものとして支配者の禁圧の対象となった武装集団。風体、用いる武器などに、従来の武士とは異なる特色を持ち、商工業、運輸業など非農業的活動に携わるものも少なくなかった。
と記述してある。ほとんどが①の悪者の集団を思い浮かべると思う。
昨年、佐藤優さんがコラムで「小沢一郎は平成の悪党になれ」と書いた。
その意味は小沢一郎がいわゆる「悪党」として徹底的に国民のサイドに立って官僚が無意識のうちに自分達の勢力を守ろうとする今の政治を変えていくべきというものである。すなわち②の意味である既成勢力に対抗する政治家集団として戦うべきという意味である。
この度、今年2月のAERA誌上で連載した小沢一郎論を加筆修正して本を出版することになった。
発売予定日は7月7日。
題名は「悪党」である。
このタイトルをどのように思うかは皆様にお任せしたい。