2011年8月 のアーカイブ

私の代表選挙分析 - ② 

2011年8月30日 火曜日

昨日は決選投票の結果を見てすぐに東京駅に走った。

以前から約束していた名古屋での講演のためである。

私のレジュメは当初、海江田総理の船出と作成していたが一回目の投票結果を見て急きょ作り変えた。海江田氏143票の結果を見て野田総理の誕生が予想されたからだ。前原氏に投票した多くが野田氏に流れるのは明白であったので一回目の数字で勝負ありと感じたからである。

「悪党」が民主党代表選挙において三度負けた瞬間であった。

負けた要因は3つあると思う。

1 勝てる候補の担ぎ出しの失敗 - 西岡参議院議長の担ぎ出しの失敗による消去法での決定。

2 他陣営との調整の失敗 - 鹿野氏陣営との感情の擦れ違いは大きな敗因要因であろう。また馬淵氏が海江田氏に決選投票で入れたことを考慮するとこれも連携の失敗である。

3 メディア対策 - 調書の撤回などによりイメージ回復基調にあったにも関わらず闇将軍の印象をぬぐえなかった。

「世論におもねる」

選挙を抱える議員心理としては仕方がない面がある。

「新聞やテレビはどう書くだろう」「有権者はどう判断するだろう」というのがまず頭をもたげるところである。

とにかく小沢が支持している海江田以外の候補にが合言葉となって野田勝利への流れとなった。

しかし1年前を思い出してほしい。あの時は菅さんが正義だった。今はどうだろうか。仙谷さんはじめ応援した人達が今度は菅やめろの大合唱に変わったわけである。

政権の浮沈は仕方のないことである。高支持率のまま維持できるというのは難しいことだ。このような難局にあっては尚更である。

野田総理の支持が国民から得られなくなった場合に民主党オリジナルは世論との乖離に耐えられるのか。

野田降ろしという言葉が出ないことを祈る。

私の代表選挙分析 - ①

2011年8月27日 土曜日

民主党代表選挙が告示となった。

名前が上がっていた5人が立候補したが前原氏と海江田氏を軸にした争いになることは言うまでもない。

ちなみに昨日、ジビエ協議会の勉強会に行こうとエレベーターに乗ったら途中で前原氏が乗ってきて「どう 元気にしてますか」と声をかけられたので「世間から忘れ去られてますから」と冗談を言ったら「いやいやそんなことはない」と苦笑いをされたところでエレベーターが停止。そこで乗ってきたのが海江田氏だった。海江田氏が降りた後、私が前原氏に「呉越同舟ですね」と言ったら番記者含めて大爆笑だった。

ジビエ協議会には篠原農林水産副大臣が来賓で来ていたが一緒に来られていた篠原副大臣の奥様から「小沢さんは海江田さん支持みたいですよと」と教えて頂いた。

正直驚いた。

細川さんを総理大臣に推したことは記憶にまだ残っている方も多いと思うが「あっと驚く」事が嫌いな人ではない。

ある側近から「現時点で名前の出ていない人を狙ってますがね」と言われていたので『西岡議長』はあり得ると某Y新聞の元政治部長さんとお話していた。

憲法上は総理大臣は国会議員から選ぶとなっているので問題はないが憲政史上初めてのことである。小沢氏にとっては法的にクリアしていれば問題ないというのが氏のスタイルである。私はかなりの確率であると踏んでいたが鳩山氏の反対や参議院のドンとの調整がつかなかったようである。

私もここに至って西岡さんなら総理にふさわしいと思う。このような国難には西岡さんのような【頑固さ】が必要だ。マックスヴエーバーの職業と政治で言うところの「それにもかかわらず」と言える意志のある政治家だからである。

小沢氏は西岡さんにそこを見出したのだろうと思う。

しかし海江田氏に一本化となった。

本日、2時からの討論会を見ていたが「小沢一郎」との距離感が争点に浮上している。

しかし浮上させているのは候補者なのか、マスコミなのか。

どちらでもない。

小沢一郎の存在感そのものなのだ。何もしなくてもまわりの議員が忖度し、マスコミが騒ぐ。

前原氏は「小沢史観」からの脱却と言っているが各候補が存在感を示さない限りそれは脱却できない。日本改造計画を超えるものを作らなければならないのだ。

東日本大震災からの復興、デフレの脱却について国民を奮い立たせる議論を明日や明後日の討論会で期待したい。

そうしてこそ総理になれるし脱却することにつながると思う。

デフレとTPP

2011年8月26日 金曜日

小沢ー仙谷会談が憶測を呼んだ。

天敵同士の会談だ。かつて野中広務氏が「悪魔と手を結ぶ」と表現して自自連立が実現したが今回の仙谷氏の心境は「悪党と手を結んでも」かもしれない。

私としては細野氏が小沢側近と先週から接触し「橋渡しをしたい」と申し出ていたと聞いていたのでやはりかと思った。

ここにきて西岡総理かもという声も上がっているが憲法で総理大臣が国会議員から選ぶとなっているとはいえ憲政史上、参議院議員の総理はいない。面白いとは思うがここは前原氏と小沢氏との政権運営の思惑が一致するかどうかにかかってくるだろう。

党員資格停止の解除は些末な問題である。調書が不採用になったとはいえ裁判を抱える刑事被告人のみに変わりはない。裁判を終えて堂々と無罪を勝ち取り復権を果たした方が「マスコミ」「野党」「反小沢」の面々にぐうの音も出ない形で復帰する方がいいと思う。

ここは政策の方が問題だ。

前原氏は増税には反対でデフレ脱却が第一と言っている。

まさにその通りである。しかしそして成長戦略を描くべきと唱える。しかしTPPの推進がデフレ脱却につながるとは私は思えない。

むしろデフレを加速させる危険があるからである。

農林系議員にも前原氏への懸念が広がっているのはTPPへの対応が賛同しかねるからであろう。

しかし農村部だけの問題ではない。

27日からは討論会が始まる。

各候補はデフレ脱却とTPPについてきちんと意見を述べてもらいたい。

最終弁論を終えて

2011年8月22日 月曜日

最終弁論は16時30分に終了した。

注目の裁判であるので傍聴も抽選であり私の知り合いも抽選漏れしたそうである。

13時30分より3人の弁護団から最終弁論の要旨が読み上げられた。

3人分なのでさすがに長い。大久保弁護団の読み上げが終了した後で休憩に入りその後、石川、池田と続いた。

最後に裁判長から「被告人は前に出てください」「何か最後に言いたいことはありますか」と告げられた。

以下、私のコメントを掲載させていただくことにする。

従前、私が行いました収支報告書の処理において誤解を与えることになり図らずも結果として世間をお騒がせいたしましたことについてはお詫びを申し上げる次第でございます。

しかし私は収支報告書を処理する際に釈然としなかった部分について、自分としては、良かれと思い、適切な記載をしたつもりでおり、決してその処理が何らかの動機があって意図的に行ったものでは無いことを終始一貫して主張し続けてまいりましたし、そのことをこの裁判で明らかにする努力をしてまいりましたことを最後に改めて裁判官に申し上げたいと思います。

2011年8月22日

石川知裕

最終弁論を前に

2011年8月22日 月曜日

本日(8月22日月曜日)午後1時15分から最終弁論が行われる。

2月から東京地裁に通ってきたが今日でいよいよ結審となる。一度歩いて正面から入ってみたかったが裁判所側から混乱を避けるために車でお願いしたいと言われたのでずっと車で入廷している。

いつも東京地裁の地下から裁判所に入り人通りの多いエレベーター前を大きく迂回をしながら被告人の控室に入る。大久保、池田両被告とは裁判所の決定により接見禁止なのでこの控室にいるときだけが彼らと会話できる唯一の時間だ。大久保さんも大震災の痛手から立ち直りつつあるように見える。2009年西松事件で逮捕、2010年陸山会事件で再逮捕、2011年津波で家を喪失と大殺界かと思えるような3年間だが3人の中では一番元気だ。池田君も髪が薄くなってるのは気がかりだが元気にしているようだ。

ちなみに大久保、池田両被告と小沢氏は接見禁止だが小沢一郎氏と私は接見禁止ではない。接見禁止にしても国会議員である限り本会議場などで会ってしまうので裁判所が接見禁止は現実的ではないという弁護団の申し入れを認めたからである。

まあ接見禁止でなくとも挨拶にも行かないので接見禁止でもほとんど変わりはないかもしれない。

初日の被告人質問の時は大変緊張した。体調も芳しくなくもともと扁桃腺が弱いのでのどの調子が思わしくないこともあり水を飲みながら行った。週刊誌で叩かれたそうであるが仕方がない。

二日目以降は落ち着いて対処することが出来た。

証人尋問も終わり今日で最後である。

最終弁論の最後に被告人が裁判官に一言述べるそうであるが自分の気持ちを素直に伝えたいと思う。

乱立に思う

2011年8月20日 土曜日

民主党代表選挙に立候補を目指す人が相次いでいる。

意欲は構わない。しかし民主党代表選挙はオリンピック精神では困る。総理大臣になるのだから野党時代とは違う。

私は一部上場企業が一定の経験を積ませた人に社長をやらせるというのは企業の自己保全策であり、危機回避だと思っている。例えば若くても優秀な人間がいれば任せて構わないがリスクが高いしヒエラルキーを崩すことは組織の和を乱すからであろう。だから安全策としての人事だと思う。このようにトップになるのにきちんとしたヒエラルキーが出来ている時は国家であれ企業であれある程度、順調な証しだと私は思っている。しかしどんな大きな企業であれ危機に際した時には優秀な人材が外部に去ったりしてヒエラルキーが崩れてくる。政治でいえば政権交代だ。

これはピンチであるが同時にチャンスでもある。

現在の政局もそうだ。

戦後の混乱期においては公職追放などもあり当選回数や大臣経験というハードルは無かったが時代状況がそうさせた。しかしその後、政治が安定してくると自民党政権下では総理大臣になるシステムを造り上げてきた。国家を任せるのにそれなりの人間を総理にするシステムであり自民党の自己保全システムが出来上がったのである。そして政官業のシステムが崩れ自民党が下野の危機に瀕した時に現れたのが小泉純一郎であった。小泉氏によって自民党政権は延命したが支持基盤は崩れてしまった。

民主党は自由党と合併してからまだ8年である。結党してからでもまだ15年と若い政党である。鳩山、菅と創業者が総理を経験してしまった今は国民誰もが知っている政治家は少ない。

失礼ながら杉村タイゾーの方が有名じゃないかという候補もいるのが実情だ。もちろん有名である必要はない。しっかりとした理念、政治力を持っていれば問題はない。

しかし私でも立候補を表明している方々の何人かしか人となりがわからないのが実情である。

「代表選挙に立候補したら次期の衆院選で有利にはなるかもしれない」程度で立候補されても困る。

少なくとも郵政選挙の厳しいときでも勝ち上がってくるくらいの方でないと資格はないと私は思っている。

昨年、菅さんに投票した人は世論からの攻撃を恐れて投票した人も多い。

その結果がこれだ。

今度は絶対評価で自分の一票を決めてほしい。

前原氏の決断

2011年8月19日 金曜日

民主党代表選挙に向けて動きが慌ただしくなっている。

野田氏、馬淵氏、鹿野氏、樽床氏などの有力候補が推薦人を確保し多数派工作を展開。

小沢(鋭仁)氏は推薦人確保に苦労しているようであり海江田氏はスキャンダルが出るという情報もありまだ出馬は未確定である。

その中で去就が注目されるのは前原氏であろう。代表経験者であり49歳の若さで主要大臣を経験している民主党のエースである。

前原氏は踏み切れないのはここで就任しても自分のしたいことが出来ないという気持ちがあるからであろう。確かにねじれでは法案を通すには野党の協力が必要であるので部分連合か連立か道筋をつけない限りは菅内閣の二の舞になる恐れは十分にある。

しかし民主党が政権の座にこれからもあるとは限らない。こう考える前原グループの人たちは出馬を強く促したと本日の報道に出ていた。これもまたしかりである。

ここで出れば首相になれるかもしれない。しかし一度就任して国民の期待に応えられなければもう一度首相になろうと思っても難しいのが現実である。

吉田茂以来、日本で再登板した総理はいない。

前原氏の決断が注目される。

新・帝国主義の中で

2011年8月16日 火曜日

8月15日の終戦記念日は足寄町で迎えた。

足寄町では毎年、花火大会が開催されるので墓参も兼ねて15日にいつも帰省している。

朝から雨模様で雨が心配であったが花火のときだけ雨が止んでくれた。

その後は土砂降りだったのでまさに天に感謝である。

お盆は集中的に本を読もうと思い佐藤優さんの「はじめての宗教論・右巻」と「はじめての宗教論・左巻」をじっくり読みこんだ。

佐藤優さんの博学に改めて驚嘆するとともに自分の勉強不足を恥ずかしく思う。

別に読んだのが陳舜臣「中国の歴史・近現代編」である。

中国人が清朝末期、沈みゆく母国をいかにして保とうとしたかがよくわかる。

あの時、どんなに努力しても列強の進出を防ぐことはできなかったであろうと思う。

そのような不遇の時を経て中国は国力を強め覇権主義を取っている。アジア・アフリカで大国の論理を振りかざしているのが今の中国である。

日本は米中のはざまで苦しむのが21世紀の日本の苦悩である。

これをどう乗り切るのか。ひたすら国力の発展に努めるしかない。教育水準を高度に保ち優れた人と技術を世界に発信するしかないと思う。

次期総理には現実を直視しつつ夢を国民に与える人であってほしい。

お盆

2011年8月15日 月曜日

お盆は以前お約束をしていたので中札内の休暇村に宿泊した。

私の帯広の家は風通しが悪く30度以上に達するときは寝られたものではない。

寝る場所は3階なので特に暑い。クーラーをつければよいのだが寝られないのは年に1週間ほどなのでついついつけないでいた。

しかし昨年は特別に暑く3日間ぐらい市内のホテルに泊まってしまった。今年は休暇村の西さんに泊まりに行きますと約束を以前にしていたのでちょうど暑さもしのげるので中札内に泊まることにした。

初日の晩に小野先生というゴルバチョフやショーンコネリーの肖像画を描いた先生と夕食を共にしたがたくさん面白いお話を聞かせて頂いた。京都にある大学の生徒さん達をゼミの一環として連れてきているという。あいている時間に地元の子供たちや主婦の方に絵を教えているそうだ。

ニセコに比べて有名ではないが中札内の休暇村も素晴らしい。

是非、避暑地としてもっと多くの方に堪能してもらいたい。

週刊東洋経済で

2011年8月14日 日曜日

病気にかかるお金 

という題名が気になり週刊東洋経済をたまたま購入してみた。

記事を読み進めるうちにエコノミスト・学者が選ぶベスト経済・政治書という特集があったので読んでみるとなんと14位に「悪党」がランクインされていた。

昨年の秋以降に発売された本の中から15冊を選んでいる。

トップは古賀氏の「日本中枢の崩壊」であり2位は民主党の津村議員と自民党の林議員との共著「国会議員の仕事」である。

「悪党」は多少面白おかしく書いているので比較的硬い本が多い中で選出されていたのに驚いた。

現在、6刷りまで決定したので都市部の大きな書店では置いてあるがまだ地方では十分に行き渡っていないところがあるようなので田舎まで配本が届くのにもう少しかかるかもしれない。

お盆の時間のある時に是非、お読みいただきたい。