乱立に思う

民主党代表選挙に立候補を目指す人が相次いでいる。

意欲は構わない。しかし民主党代表選挙はオリンピック精神では困る。総理大臣になるのだから野党時代とは違う。

私は一部上場企業が一定の経験を積ませた人に社長をやらせるというのは企業の自己保全策であり、危機回避だと思っている。例えば若くても優秀な人間がいれば任せて構わないがリスクが高いしヒエラルキーを崩すことは組織の和を乱すからであろう。だから安全策としての人事だと思う。このようにトップになるのにきちんとしたヒエラルキーが出来ている時は国家であれ企業であれある程度、順調な証しだと私は思っている。しかしどんな大きな企業であれ危機に際した時には優秀な人材が外部に去ったりしてヒエラルキーが崩れてくる。政治でいえば政権交代だ。

これはピンチであるが同時にチャンスでもある。

現在の政局もそうだ。

戦後の混乱期においては公職追放などもあり当選回数や大臣経験というハードルは無かったが時代状況がそうさせた。しかしその後、政治が安定してくると自民党政権下では総理大臣になるシステムを造り上げてきた。国家を任せるのにそれなりの人間を総理にするシステムであり自民党の自己保全システムが出来上がったのである。そして政官業のシステムが崩れ自民党が下野の危機に瀕した時に現れたのが小泉純一郎であった。小泉氏によって自民党政権は延命したが支持基盤は崩れてしまった。

民主党は自由党と合併してからまだ8年である。結党してからでもまだ15年と若い政党である。鳩山、菅と創業者が総理を経験してしまった今は国民誰もが知っている政治家は少ない。

失礼ながら杉村タイゾーの方が有名じゃないかという候補もいるのが実情だ。もちろん有名である必要はない。しっかりとした理念、政治力を持っていれば問題はない。

しかし私でも立候補を表明している方々の何人かしか人となりがわからないのが実情である。

「代表選挙に立候補したら次期の衆院選で有利にはなるかもしれない」程度で立候補されても困る。

少なくとも郵政選挙の厳しいときでも勝ち上がってくるくらいの方でないと資格はないと私は思っている。

昨年、菅さんに投票した人は世論からの攻撃を恐れて投票した人も多い。

その結果がこれだ。

今度は絶対評価で自分の一票を決めてほしい。

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