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鉢呂吉雄大臣辞任について

2011年9月11日 日曜日

「残念ながら周辺市町村の市街地は人っ子ひとりいない死の町だった」

9月9日午前の記者会見での鉢呂大臣の発言をめぐり永田町は紛糾したがそれでも鉢呂大臣の「真意」が多くの方に避難区域の悲惨さを伝えようとしたものだと受け取れたので終息すると思っていた。

しかし8日夜の記者とのオフレコ懇談での「放射能をうつしてやる」発言が広まったことで官邸も一気に舵を切った。記者との懇談は情報収集の場であるが一歩間違うと大変なことになる。私も絶対にオフですからという記者の言葉に騙されて放映されたことがある。

発言が報道された後、10日21時30分からの記者会見で鉢呂吉雄経済産業大臣は辞任を表明した。

私は各紙で鉢呂氏が痛罵されているのを見ると誠に残念である。

鉢呂氏の能力や人柄を知らない方はこの一事で鉢呂氏を「失言大臣」と切って捨てることだと思う。

しかし彼の政治活動はまさに民主党の「ムネオ」と呼ばれるだけに残念だ。

農協の参事から衆議院選挙に立候補して佐藤孝行元自民党総務会長を破りその後、知事選に出馬して落選した後は選挙区を北海道8区から4区に移って当選を果たす。都会ならありえるが田舎で選挙区を移って当選することは並大抵ではない。圧倒的な街頭宣伝活動による空中戦、そして予算書を配布する緻密な地上戦を駆使して道南に民主党王国を作ったのはまさに鉢呂氏の活動があったからだ。

選挙に強いだけではない。もちろん農業には精通し、大蔵政務次官も経験していたので財政にも明るかった。

鉢呂吉雄という政治家がこの屈辱を晴らす時が来る事を願いたい。