野田総理がTPP交渉へ参加を決断するリミットが来た。
APECを前に党内議論を集約して昨日は記者会見をする予定だったのが急遽キャンセルになった。
党内の反対・慎重論があまりにも大きいので配慮したのであろう。
しかし参加表明の姿勢を崩したわけではない。恐らく、これから参議院予算委員会が終了後に記者会見を行うはずである。
TPPについてメリット・デメリットは言い尽くされてきた。新聞やテレビのアンケートでも賛成が反対を上回っているのは消費者に対するメリットが大きいと判断している事と反対や慎重を表明している議員が業界などに対してへの配慮であり国民のための反対と映っていないのが原因かもしれない。
私自身は拙速だと判断しているので慎重という立場だ。
歴史的に見て自由貿易は拡大してきたしこれからも拡大していくであろう。
WTOがなかなか進まないので二国間交渉が進んできたがTPPはスピードが早すぎると考えている。
交渉を表明した後は批准に関わり衆議院での採決が求められることになる。
その時が大きな山場になるだろう。