2012年1月 のアーカイブ

政党の流動化と選挙区制度

2012年1月29日 日曜日

かつて田中角栄は「自民党の派閥は5つ以上にならない」と断言。

その根拠は「中選挙区制度において定数5が最大だから」と解説していたそうだ。

私は小沢一郎の傍にいて少数政党の悲愁を味わってきた。新進党解党後は自由党を結党。しかし50人の政党は分裂により24人に激減。保守党結成へとなった。太陽党や民政党、公明、新党友愛などが出来てその後、民主党へと大同団結に至った。

なぜ大同団結となったのか。

小選挙区性ゆえである。選挙区から一人の当選者を出す小選挙区制においては過半数の得票率が必要になる。自由党から立候補してもとても当選におぼつかない。自民党の一党支配を崩し新たな政治を行ううえでは必要があったからだ。

少数政党で当選しているのは地盤の強い2世、テレビ出演の多い著名人などに限られてくる。みんなの党の渡辺さんや江田さんなどはそのいい例だろう。

昨年末から新党「きずな」や私の所属する新党大地・真民主などが出来た。

そして今また亀井新党、平沼新党、石原新党、橋本大阪維新の会、河村減税日本など多くの新党構想が連日、新聞をにぎわしている。

次期総選挙は多党化の中で選挙戦が戦われるかもしれない。

そして実施したい優先政策が一致した政党同士で連立を組み優先政策を実施したあとはまた新たな合従連衡になるかもしれない。

しかし選挙制度が変わらない限りまた2大政党化へ向かうと私は予測する。

第180回通常国会始まる

2012年1月27日 金曜日

いよいよ通常国会が始まった。

昔は12月召集であったがすぐにお正月休会となるためにいつからか1月召集となっている。会期は180日である。

火曜日は天皇陛下御臨席の開会式に出席。周りの議員からは「最後の通常国会かも」と声が漏れ聞こえてくる。開会式に出席後は野田総理大臣の施政方針演説でスタートした。そして昨日はこの施政方針演説に対して谷垣自民党総裁の代表質問でスタートした。

野田総理大臣は冒頭で「与野党が信頼関係の上に立ってよく話し合い、結論を出し、国政を動かしていくことこそ、国民に対する政治の責任であると私は信じます。」これは4年前、当時の福田総理の言葉です。 と切り出した。ねじれで国会が進まないのは野党のせいと言いたいのだ。

対する谷垣さんは「マニフェスト、イギリスで始まりました。ルールがあるんです。書いてあることは命懸けで実行する。書いてないことはやらないんです。それがルールです。」これは野田さんが演説で言っていた言葉ですと。当時の演説を撤回するのかマニフェスト違反を正直に認めるのか答えてくださいと迫った。

細田さんはマニフェストの冊子を振り回し民主党をあざけりながら饒舌に語り口調で質問を行った。

二人に比べ守勢にあるというハンデはあるものの樽床さんの代表質問は迫力が足りないと皆感じたことと思う。話し方も上手とは決して言えなかった。但し、樽床さん個人の資質というより与党議員が政府に質問するというのは止めた方がいいと思う。小沢幹事長下でいったん廃止にしたがまた復活したようだ。委員会でもそうであるがどうしてもよいしょ質問となってしまう。代表質問はテレビも入っているのだからその分、野党に廻してもいいのではないかと思う。

初めての政権交代が実現して与野党が上げ足ばかり取っていてはダメなことがはっきりした。また政権が代わって同じことをやっていては国民からそっぽを向かれやがて独裁に向かうのではないかと懸念している。

その兆候がみんなの党が提出する予定の首相公選制法案だ。

その点についてはまたメルマガ「汚名返上」で取り上げたいと考えている。

米韓FTAの真実と日本への示唆

2012年1月24日 火曜日

日曜日に酪農学園大学の柳准教授の講演を聞きに行った。

飛行機の都合で途中退席となったが詳細な講演資料をじっくり読みこんだ。

2006年2月から開始された米韓FTA交渉は2007年6月に調印。2010年12月に署名。国会での批准という段になり激しい反対運動が展開されている。その理由は米韓FTA=国益一致なのかという疑問が若者を中心に広まってきているからだと分析。若者の就職難と格差の拡大が原因だ。

1997年の経済危機によりIMFに救済を申し込み国家の経済破たんを回避してから新自由主義経済体制の推進は仕方のいないことととらえられ批判的立場をとっていた人達は発言を封じられた。

柳准教授は「真の国益」とは何かを一貫して論じている。

新自由主義体制は企業だけが儲かる仕組みであり内部留保は増えるが給与は上がらない仕組みであると。

TPPも同じ事が言えるかもしれない。

私は全ては国際協調によって解決するしかないと思っている。

ブロック経済が世界大戦を招いた反省からWTO体制へと移行していった訳であるがもう崩壊しようとしているのである。

新自由主義体制の弊害を理論ではわかっていても激しい価格競争にさらされる企業にとっては国民の幸せよりも企業の生き残りを優先せざるを得ない。

ポスト資本主義というような経済学理論が待たれている。

検察に死の花束を捧ぐー柴野たいぞう

2012年1月20日 金曜日

ずいぶんと衝撃的なタイトルである。

著者は元衆議院議員の柴野たいぞう氏。新生党で一期務めた方である。今はもうこの世にいない。一審判決を前に自ら命を絶ったからである。

柴野たいぞうさんとは早稲田大学の学生時代に何度かお会いしたことがある。

当時、私は新生党の学生部に所属しており、そこに柴野事務所に行っている学生がいたからだ。柴野さんの印象は「山師」という印象を受けたが、そのイメージは変わらなかった。衆議院議員を一期務めた後、実業の世界に身を投じたようであったが、前回の参議院選挙に全国比例代表区で立候補していたのを見て驚いた。だが、もっと驚いたのは特捜部に逮捕された時であった。

罪名は「電磁的公正証書原本不実記録」である。罪の内容はたいした内容ではない。そしてこのブログをご覧の皆さんも、柴野氏が国会議員だったことを知っている人、そして柴野氏自身のことを知っている人も少ないと思う。しかし拘留期間は長期にわたった。なぜなのか。

狙いはずばり別にあった。

「大物」への階段だったのである。

検事「和歌山の海岸の砂に何か埋めてきたんじゃないか」

柴野「ばからしい」

といった下りが本書にあるが、二階元大臣を捕まえたい特捜部の狙いがわかる。

また本書88ページには

検事「民主党のネタ。逮捕できるぐらいのネタが欲しい。時効はダメだ。関わった人が特定できるとか、証拠があるとか。」

柴野「まったく呆れる」

という攻防もあったそうだ。

三五館という出版社から出ている本であるが、書店にはあまり並んではいない。

しかし、特捜検察の手口や拘置所の実態を知る上では一級品の本である。

マイナス20度

2012年1月16日 月曜日

さすがに今朝の街頭演説はきつかった。

ホッカイロを体に貼り付け重ね着をしておこなったが、唇は思うように動かなかった。

応援に来て下さっている青木さんと秘書団も、今日はきつかったと思う。

立候補以来、出来るだけ毎週月曜日の朝に立ち続けているが、冬の街頭はとりわけきついものである。

新党大地・真民主結党でいろんな反応がある。誤解もあるし、厳しいご意見を頂くこともある。しかしこれは、政界が流動化する中で仕方のないことと考えている。政治が流動化する過程で、このような生き残りをかけての政治行動は常につきまとうものだ。

新進党が瓦解過程にある時もそうだった。羽田さんが離れて「太陽党」を作った。その後、鹿野さんと岡田さんが「国民の声」を作った。樽床さんが「フロムファイブ」を作った。ほとんどの国民が、そんな政党あったのかと思うかもしれない。副総理の岡田さんも、離合集散の中で生き残りをかけていたのである。

私も、厳しい決断であったが、地道に頑張ることが大切だと思っている。

どうしても廻り道をしなければいけない時がある。今がその時なのだ。

どうかご理解いただきたい。

捜査報告書ねつ造問題

2012年1月14日 土曜日

平成22年5月17日に私が東京地検特捜部へ再出頭した際に受けた取り調べの捜査報告書に,取り調べの際に話してないことが捜査報告書に記載されている事がわかり、市民団体が告発をした。

この問題のポイントは、検察審査会による小沢氏への強制起訴議決の判断材料として使われた物の中に、この捜査報告書があったことである。

調書と捜査報告書の違いは何か。

調書はかなり強引に作られるが被疑者が確認することが出来る。しかし捜査報告書は確認することが出来ない。捜査報告書は検察官が恣意的に変更を加えることが出来るのだ。

この問題を、田代検事の個人的な問題としてはいけない。個人的に特別問題のある人だとは思っていない。恐らく多くの人と相談する中で「こういった内容にしよう」と捜査報告書を作ったと思えるからだ。

実際に、こう言った事がもっと行われていると思う。偶然、録音テープがあったから発覚しただけである。

今後の課題としては、検察審査会の審査の際に捜査報告書を用いるのか議論しなければならないと思うし、捜査報告書の位置づけを法的にはっきりしなければいけないだろう。

勾留百二十日

2012年1月12日 木曜日

元大阪地検特捜部長である大坪弘道の獄中手記が昨年出版された。

タイトルは「勾留百二十日 特捜部長はなぜ逮捕されたか」である。

大坪氏は村木事件の際、陣頭指揮を執っていた特捜部長であり証拠改ざん事件で証拠隠滅を図った罪で逮捕された。元特捜部長が逮捕されるのは前代未聞の事である。

村木さんが裁判で無罪になり冤罪事件となったことにより大坪氏は国民から権力を乱用する悪と映った。そして古巣の追及による逮捕である。この手記を発表したのは広く国民に対して自分の逮捕が検察の組織防衛の犠牲になったものだということを知らしめたいという意図があることが本からは窺えた。

私も勾留経験があるので拘置所の中の描写は当時を思い起こさせた。経験したものでしかわからない事が書かれていた。

そして佐藤優さんからの手紙や鈴木宗男先生の事件についてなども言及していたり地元の弁護士の斉藤道俊弁護士が大阪まで面会に行ったことなども記述されていたのでついつい一気に読んでしまった。

特に注目したのが「ストックディールの法則」についての記述である。ベトナム戦争時代8年間残忍な拷問や虐待を受けたにもかかわらずついに屈せず解放後アメリカの英雄になった人間の生き方のことだ。

この中で「違いをもたらすのは、困難にぶつかるかぶつからないかではない。人生の中で必ずぶつかる困難にどう対応するかだ。」という一文に目を引き寄せられてしまった。

自分自身の現状に重ね合わせ自分も頑張らなければと考えさせられた。

人生は公平ではない。私も与えられた状況の中で頑張っていきたい。

小沢尋問始まる

2012年1月10日 火曜日

いよいよ今日から小沢一郎証人尋問が始まった。

傍聴券は48席に1000人以上が並んだということなので関心の高さがうかがわれる。

弁護側と検察官役の指定弁護士側双方からの質問で合計2日間の日程である。

この裁判の最大の山場を迎えたことになる。

私の裁判ではこの収支報告書の記載が本当に罪なのかどうかが起訴の理由であるが小沢裁判では共謀があったかどうかがポイントとなる。

午前中は弁護側からの質問に答えたようだ。

「自分は国事に専念していた」という答えは検察に対する小沢氏の怒りの表現だろうと思う。

具体的な被害者のいないこの裁判で失ったものは何なのかとつい考えてしまう。

それは政権の混乱だろうと思う。

政治の安定の為にもいい結果が出ることを期待している。

年頭にあたって

2012年1月5日 木曜日

皆さま今年も宜しくお願い申し上げます。

今年は年頭から政治は大荒れの様相を見せております。

年末に民主党から離党者が相次いで出るなどしておりましたがこれから先もまだ続くかもしれません。

民主党が政権を取った時に政治が大きく変わると思って頂いた国民にとって結果の出せない厳しい状況が続いております。確かにマニフェストの不備は認めざるを得ないでしょう。

しかしまた自民党に政権を戻して変わるでしょうか。

またみんなの党など新しい政党が政権に就くことによって変わるでしょうか。

また同じ道を辿るのではと思います。

ここは政権を担っている民主党に対して内から外から改革を実行するように迫っていくのが近道と思っております。

無駄な天下り法人を大胆にカットする、国会議員の給与を削減する、国家公務員の給与も削減するなど坦々と迫っていくべきでしょう。

もう一度原点に返って頑張っていきたいと思っております。