2012年2月16日 のアーカイブ

米韓FTAの問題点と最近の状況について

2012年2月16日 木曜日

TPPを慎重に考える会勉強会で、立教大学の郭先生の講演が行われた。

郭先生は米韓FTAの目的が、お互いに経済利益を追求するというものから現在は軍事同盟であると指摘。米国がFTAを締結した中東諸国(イスラエル、ヨルダン、バーレーン)などを見てもわかると指摘した。

また、李大統領が昨年、全国会議員に送った書簡で「韓米FTAは経済の次元を超えて外交と安保の次元においても国家発展に寄与する契機となるものと確信する」と書いてあるが、アメリカ政府がアジアにおいて米国抜きの協力関係を模索する動きが顕著になりつつある中で、韓国との同盟強化によりアジアでのプレゼンスの確保及び他国同士の自由貿易の牽制を狙っていると語った。

韓国のメリットが少ない中、不平等条約との声が国内で強くなっており、4月11日投票の国会議員選挙では与党セヌリ党が大敗するだろうと予測した。山田前大臣の話では「セヌリ党」が「ハンナラ党」から党名を変えたのは選挙が戦えないからという話であったが、民主党の党名では戦えないと言っている議員の話とオーバーラップする。

さて、今日の中で一番気になったのは、2012年1月26日にソウル市が自治区条例など30件の自治法規が韓米FTAと衝突すると発表したと聞いたことだ。普段、勉強会や部会で余計な質問はしない方針の私だがこれは質問しなければと挙手した。だが、先に当たった篠原先生が同じことを質問。郭先生も具体的には全て把握していないとのことであった。

しかし、これは今まで指摘されなかった問題である。

TPPでも同様の懸念が無いか調査しなければならない。