競馬問題

私はあまりギャンブルはやらない。

競馬、競輪、競艇、オートレース、パチンコなど、どれも自分で遊技場まで行ってやることは、学生の時も含めて無かった。大学時代は麻雀はよくやっていたが、その他のギャンブルに手を出すことは無かった。なぜと言われても答えようがないのであるが、わざわざ行って財布をすっからかんにしてくるよりは、レンタルビデオに行って映画を借りてきて見ていたほうが、性にあっていたからかもしれない。

衆院選に立候補して、地元で開催していた「ばんえい競馬」問題に直面するまでは、特に関心を持つことも無かった。平成17年に落選した後に、この「ばんえい競馬」の存続が大きな問題になった。存続か廃止か大変揺れに揺れたが、結果として旭川市、岩見沢市、北見市と4市で開催していたのを帯広市での単独開催に変更し、今に至っている。馬券発売は、ソフトバンクプレイヤーズのオッズパークマネージメントに委託して行ってきたが、来年度からは撤退が決まり、新たな委託先で行うこととなった。

地方競馬の衰退は著しい。地方だけでなく、中央競馬の衰退も歯止めがかからない。中央競馬の売り上げも、ピーク時の平成9年には4兆7億円あまりあったが、現状は半減している。地方競馬の売り上げはより深刻で、平成3年の9862億円をピークに、こちらは三分の一にまで減少している。

競馬事業は競馬法の第一条にも明記されているが、著しく被災を受けた地域と、もともと行っていた地域の2つが認められてきた。かつてはばんえい競馬も、帯広市などに大きな貢献をして来ていたのである。しかし、近年は逆に、財政出動を伴わざるを得ない状況下に陥っている。映画「雪に願うこと」や、今年に入ってNHKで全国放送されている「大地のファンファーレ」など、ばんえい人気を上げようと関係者は努力をしているし、みのもんたの「朝ズバ」なんかでも「ばんえい競馬」の年寄り馬であるゴールデンパージが、中高年の星として特集されるなど関係者の温かい配慮で人気を保っている。

しかし「ばんえい競馬」を含め、このままでは地方競馬は、南関東は除くとして行き詰る可能性が出てきている。既に行き詰っているのだが、関係者の尽力で何とか存続しているのが実態だ。競馬場の廃止は思った以上に影響が大きい。馬主、調教師、騎手、厩務員など開催関係者の雇用に大きな影響を及ぼす。ホッカイドウ競馬も厳しい状況であるが、この存続も北海道の軽種馬生産農家などに影響を及ぼす可能性があるのである。

様々な努力や改革は行われている。絞った雑巾を更に絞るような努力である。これ以上は厳しいのではないかと見る。

やはりここは、中央競馬と地方競馬の統一しか道はないのでないかと考えている。

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