2012年5月15日 のアーカイブ

沖縄復帰40年

2012年5月15日 火曜日

沖縄の日本復帰から、今日で40年となる。

私は昭和48年6月生まれであり来月で39歳となるので、復帰前の沖縄と本土との関係は肌ではわからない。

物心ついた時には、沖縄は当たり前に日本の一部であった。北海道で生まれ育ったので沖縄に行く機会も無かったこともあるが、沖縄の基地問題や尖閣諸島などの領土問題については、政治に携わるまでじっくりと考えることは少なかった。

大学時代や秘書時代にも、沖縄県出身者と話す機会はあったものの沖縄が抱える問題について議論することは少なかった。

私は2005年に初めて総選挙に出馬した。選挙に出ると、新聞やテレビ局などから「調査票」という紙が送られてくる。重要政策について5問から10問くらいの質問に答えるようになっている。しかし、その際に沖縄問題について質問をしてきた社は無いように記憶している。

2009年の総選挙の際には、県外移設に対する質問項目はあったが年金問題などの方が大きなウエートを占めており、外交に関しては報道機関も争点化していなかったと記憶している。

しかし、民主党政権の県外移設断念、中国との尖閣諸島問題など、次期総選挙においては沖縄問題をどう考えるかが大きな争点の一つになるかもしれない。

今年の2月に沖縄訪問した際に、地元の有力者から「沖縄が儲かるのなら日本でも中国でも構わないんだよね。」という発言を聞いた時に「小説・琉球処分」(大城立裕・著)を思い出した。明治政府による日本への統合過程の中で、日本と中国双方へ「両属」しながら国家の生き残りを図ってきた琉球の歴史が描かれている。

私自身は基地問題について、県外移設を求める姿勢に変わりはない。その代り、国内での受け入れ地を早急に決定し、米国との協議に入ることを沖縄県民と約束しなければならないと思う。痛みは国全体で分かち合わなければならないだろう。沖縄県民との信頼関係を深めていかなければいけないと思うからだ。

沖縄だけに犠牲を強いるシステムの変更を、本気で取り組む節目になる年にしていこう。