2012年7月 のアーカイブ

オスプレイ

2012年7月20日 金曜日

沖縄への配備が予定されている米軍の新型輸送機オスプレイ。

このオスプレイ配備問題が、国政と山口知事選挙を揺るがせている。与党・民主党の前原政調会長は、「ひと呼吸おくべき」と森本防衛大臣に進言。ルース駐日大使にも要請した。野党である自民党も、地元の山口県連が見直しを要請している。そして、全国知事会も受け入れられないと緊急決議を行った。

しかし政府は、山口県と岩国市に予定通り搬入されるという事を伝達。県側、市側は強く反発している。

森本防衛大臣は、NHKの日曜討論に出演した際に『他の軍用機との事故率を比較してオスプレイの事故率が高いわけではない』と指摘。配備計画の推進に理解を求めていた。しかし、米国内でも飛行計画の見直しを住民側が求めて受け入れられるなど、オスプレイに対する反発、警戒感は強い。

更に、米軍の資料から事故全体の件数が明らかになり、住宅密集地では小さな落下物でも危険なため、安全性に理解が得られにくい状況である。

野田総理は「配備は米政府の方針であり日本がどうのうこうの言う話では基本的にない。」と言っており、受け入れの姿勢は変えていない。

しかし、オスプレイの配備問題は沖縄の基地問題を更に悪化させる恐れがある。

総理自らがしっかりと米国政府と話し合い、国民から安全性について理解が得られるまで配備の見直しを求めるべきだろう。

政治のねじれと政党の流動化

2012年7月9日 月曜日

税と社会保障の一体改革法案で反対票を投じた玉城デニー衆議院議員と瑞慶覧長敏衆議院議員が民主党を離党したことにより、沖縄県で政府・民主党の衆議院議員がゼロとなった。

与党としては、下地ミキオ国民新党幹事長が一人いる状況である。

今の構成は沖縄1区 下地ミキオ 国民新党
       2区 照屋寛徳  社民党
       3区 玉城デニー 小沢新党
       4区 瑞慶覧長敏 無所属
という構成である。

参議院は   無所属1名と自民党1名だ。

民主党と自民党併せて1名というのが沖縄県の現状である。
照屋議員は普天間基地の県外移設問題で政権与党からの離脱を先頭に立って主張し、社民党離脱の流れを作った方だ。

沖縄県では、政権交代時には基地問題を民主党政権では解決してくれるのではという期待があったが、鳩山政権下で期待を大きく裏切ることになった。その結果、自民党支持へと少しづつ回帰していることが沖縄の地方選挙レベルでは伺えるが、それは政治運営の信頼感を判断基準としての政党選択であり、政策の選択ではない。

沖縄県民の日本政府への信頼感が大きく揺らいでいる。

この与党離脱現象も、沖縄の民意が自民でもなく民主でもなく、中央で政権を運営している政治そのもの、国家そのものへの不満が大きくなっている事が原因だろう。どうしても譲れない政策というものがある。

原子力発電の問題、TPPと、与党政治家が判断を迫られる問題が山積だ。

民主党の分裂は小沢問題だけがクローズアップされているが、それは本質ではない。

次期選挙結果は多党乱立となり、政権運営は政策ごとにパーシャル連合を組んでいく形になるのではないかと思う。

その時に備えて、私も北海道発のローカル政党の一員として是々非々で政策の実現、または阻止に向けて頑張っていきたいと思う。

死刑弁護人

2012年7月5日 木曜日

死刑事件請負人の弁護士を撮り続けたドキュメンタリー作品のタイトルである。

悪魔の弁護人と呼ばれようとも依頼人を背負い続ける,安田弁護士を特集した記録映画だ。

「オウム真理教事件」

「和歌山毒カレー事件」

「名古屋女子大生誘拐事件」

「光市母子殺害事件」

全ての弁護を担当している。光市母子殺害事件などは,被害者のご主人である本村さんの悲痛な叫びをテレビを通して見ている方々からすると何でこんな奴の弁護をするのかと批判的な声が圧倒的だろうと思う。和歌山カレー事件にしても同様であろう。しかし,安田弁護士は事実や証拠よりもマスコミが作り上げる印象によって事件が作り上げられてしまうと指摘し,マスコミや検察の情報を鵜呑みにするなと言う。

私の二審での主任弁護士であるが,一緒に会議をしていて思うのはとにかく「依頼人」のために全力を尽くすという事である。早朝から会議、深夜まで会議と昼の法廷以外もフル回転で働いている姿には脱帽させられる。

中野の映画館で上映されている。

死刑制度に関心のある方には是非お勧めする作品である。